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Marine Festival2011&親子体験ヨットレース

最終更新日2011/10/03
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 10月2日(土)夢の島マリーナ主催のマリンフェスタ親子体験ヨットレースにてほのぼのとした楽しい一日を過ごして来ました。今回のレポートは、「誠実」という言葉を身にまとったような人間なのに、なぜか○病の疑いが晴れないバウマン関がお送りします。

 今回の参加者は、白岩(ヘルム)、村上(ピット&トリム)、栗原(マスト&ホスト)、建部(フローター)、中島(メイン&モデル)、 八木(フローター) 、関(バウ)のいつもの面々の他に、助っ人として 前日ロンドンから成田に到着したばかりで時差ボケの抜けない中、駆けつけてくれた木村 さん(トリム)。

また、今回は、親子体験セーリングゲストとして小学校4年生の麻衣ちゃんとお父さんの柴田さんが乗船してくれた。麻衣ちゃんはヨット乗船を楽しみにしていてくれたものの、多少不安があったようで、どうやら最終的にはお父さんに「レースで一位をとったらニンテンドー3DSを購入してあげる」といわれて参加を決意したそうだ。

 そうした普段のレースの雰囲気とは異なる親子のほのぼのとした話題が船上で飛び交う中、私といえば、「親は遊びに行くのに、子どもの前に様々なニンジンをぶら下げないといけないから大変だなあ」と独身中年男特有の「俺は関係ないもんね」的な思考で聞いていた。

しかし、突然私の頭の中で「ここで本当に一位をとって、麻衣ちゃんのお父さんを、3DSを買わざるを得ない状況に追い込んでしまったら麻衣ちゃんにどれだけ感謝されるか」などというヨコシマな考えが湧き出てきたのだ。ジャパンカップor逗子レガッタに参加できなかった鬱憤をここで晴らすのだ!!かなり強引だが、思考はお祭りモードから完全に真剣レースモードへ。

とはいえ、コースは上下わずか2レグしかない。しかもかなりのショートコース。となると勝負の分かれ目は、スタートでいかに前に出るか、そしていかに綺麗にマークラウンディングが出来るかにかかっている。このところトラブル続きでフォアデッキチームへの信頼が低下しつつある中、やっとここにきて最高の舞台が整った。

 スタート10分前前後に風は徐々に左に触れて始め、5分前には完全にアウター有利に。風もないので、ピンエンドまでの到達時間とスタートラインまでの高さに集中する。スタート1分前には、3艇の船が我々の下側にいたが、3艇ともスピードor高さが足りず、スタート時までにラインにたどりつけないと判断。我々は下側に余裕を持つことでしっかりスピードをつけ、下1番でジャストスタートを切ることができた。

 さらに幸運は続く。スタート直後に左海面から吹き始めたブローに乗り、我々の船はスピード、高さともに良好を保ち、トップで上マークを回航。スピンホイストもトラブルなし。「麻衣ちゃん。俺たち一位だよ!!」とドヤ顔で後ろに座っていた麻衣ちゃんを見たら、麻衣ちゃんは船酔いですでにそれどころではなかった・・・

 ゲストが酔ってもレースは続く。我々のすぐ後をレティシアが回航する。その後もう一艇が回航するが、スピンを提灯にさせるトラブ ルを起こしていた。やはりトイレの神様は我々に最高の舞台を用意してくれた。トップフィニッシュを賭けて因縁(?)のレティシアとの一騎打ち。

 後方のプローをうまく掴んだレティシアとフィニッシュライン5艇身ほどまで並走。最後のジャイブにてすべてが決定するというフォアデッキチームが1番シビれるシチュエーション。綺麗にジャイブを決め、レティシアを抑えれば我々の勝ちが決定する。なんの心配もない。先週の練習であれだけジャイブ動作の確認をしたではないか。

 しかし、3分後・・・。トッパーが降りずもがき苦しんでいる我々のほんの少し前で、レティシアクルーの歓声が風のない海面に響き渡った・・・。なすすべもなく数秒差で2位フィニッシュ。ごめんね麻衣ちゃん。我々はカッコ良いおじさんたちにはなれなかったよ・・・。また、今回のレースは、ゲストを沢山乗せた外来艇に有利なレーティングが与えられているとのことで、我々は修正で7位という結果に。

 それでもいつになくほのぼのした雰囲気のレースには大満足。このような楽しいイベントを企画していただいた夢の島マリーナの方々に感謝申し上げます。参加賞のあさりも美味しく頂きました。ただ、あさり美味しく食べるためにシャンパンなどを買ってしまい、余計高くついてしまいましたけど・・・
親子ヨットレース動画はコチラ