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8月31日、日曜日 夏休みの宿題が終わらなくて泣きながら勉強机に向かっていたあなた。 ひと夏の恋に破れ物悲しい蝉の声を聴いてたあなた。 大人になったら夏は暑いし、仕事もあるし、涼しくなってからヨット行くかと思っていたあなた。。。 葉山の夏は終わっちまいましたよ!
という事で、夏の終わりを見事に飾ったSAILRACING Cup。 総額70万円近い豪華商品と格安バーゲンの組み合わせ、生ビールまで楽しめた一日となりました。
賞品総額を知りCAVOKの某関西人の目の色は変わった。 一見穏やかに見える彼はサングラスの下に燃え上がる闘志を隠しているのだ。 気が付かないクルーは、あれ?今日は出航が早いっすね。 えっ?練習?スピン張るんすか?などと無駄口をたたきながら作業をこなしていく。 案の定、ジブが上がらなかったりの小トラブル発生。 レース前のルーティーン確認は重要だ。
本日は7名。CAVOKでは結構ぎりぎりの人数。 ヘルム:白岩 ピット:村上 トリマー:石井 市井 マスト:木村 メイン:中島 バウ:栗原
第一レース(4レグ) 風は15-17kt、久々にCAVOK得意の風域。北東から北北東に周期的に振れている。 スタートは本部船側から早めにラインを取り、空いたスペースで下側のルームを取りながらスピード重視のスタートを目指す。中央やや上寄りからタイミング、スピード共にジャストスタート。 スピードを保ちながらスタートしたCAVOKはそのまま集団を抜け出しブローの帯を狙う。 人数が少なくブローでのオーバーヒールで推進力を失う事がもったいない。 そういえば、重量級が世界を目指しさっきほかの船に乗っていたな。。 今朝ドタキャンしたやつも結構重かったな。。。などと考えながら隣の先輩を見たら 結構軽めである。
1上での回航順位は5本の指に入ってしかもトップ艇との差も大きくはない。 その後も2上でシフトに悩まされながらも順調に7位フィニッシュ。修正3位 要らないタックが一つあったかもしれないがここは意見が分かれるところ。 葉山では振れているときのパターンが有るのか無いのか?研究課題が増えた。
第二レース(4レグ) 風は12kt。若干ブローの腰が弱くなったのでジブ交換。スピンも軽量に交換。 今回もスタートは良かった。若干風上スタート有利であったが混雑を避けて集団の一番下に陣取る。 スタートは栗ちゃんのナイスジャッジで皆さんが遠慮気味のところジャストスタート。 スタート後のスピードも良く、我慢して走っているとヘッダーが入ってくる。 やったね!と後ろを見ていると後続艇が次々にタックを返していく。気分上々。
その後は走りも順調で、2上の先行艇無理やり回航事件に巻き込まれそうになるものの事なきを得て7位フニッシュ。修正2位。第一レースよりトップとの時間差は縮まっている。
これは総合で結構いいとこ行けたんじゃないかな。と冒頭の某関西人は結果が気になりそわそわし始める。 発表も下
位からの発表なのでやはりそわそわ。長老二人も集まり第3位に他艇が呼ばれたときは おー!と大盛り上がり。
しかしながら神は甘くなかった。結果は第2位・・EXOTIQUEに僅差で勝てませんでした。 1レース目35秒差、2レース目3秒差。ぐやじーーー。 一見穏やかに見える某関西人はサングラスの下に悔し涙を隠した。
スポンサーのSAILRACINGさんありがとうございました。 だけど着順が両方とも7位で ぞろ目の77だったCAVOKになんかあげても良かったんじゃないですか〜(笑)
*海上写真は全て大島ゆうこさん撮影です。
By きむら
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