1月18日、2015年第2戦ウインターレガッタも微風であった。 前日のドンブキが嘘のように収まり、出航前に吹いていた北西の風もスタート時間にはどこかに消えていた。 西からのブローが入るまで待機。スタート時間は11時半まで大いに遅れる。 本日のメンバーは 舵取り:白岩 考える人:加原 前帆:石井 小郷 後帆:徳本 舳先:栗原 帆柱:木村 真中:市井 自由人:さくら (自由人ってポジションの事?) 本日はお尻が切れて第一レースのみ(4レグ) 朝方の北東の風が全く消え、一時期無風状態になりしばし待ち状態。南西からのブローが湧き出てきたところでスタートとなった。 ブローの中心は6kt程度の強さであるが継続しない。 ライン右方向からのブローを狙い本部船寄りに集団が出来ると見て、集団の下、ライン中ほどからルームを持ってスタートした。 リコール艇もある中ジャストスタート。 腰の重いCAVOKはスタート後の加速は期待できず上に軽量艇が重なる形となった。 ヘッダーが入りつつある中上側の集団は右海面へとタックを打つ。CAVOKは遅れて右海面へ。 風は安定せず、ポートタックでもヘッダーが入りスタボーに戻す。結果レイラインの中央でプレイする形になった。 両タックともブローが入りやがてヘッダーのパターンで風の塊を掴み切れず徐々に順位を落とす。 1上アプローチ時には後続艇がほぼ無し、某艇を除けばビリケツって事?と思いながら上マークを回航。 先頭集団には届かないが中間集団にはまだ大差は出来ていない。 本日唯一誇れるのは、CAVOKがここであきらめなかった事。1下に向けて大躍進が始まる。 1上回航前、ここまで負けたらギャンブルしてジェネーカーで行こうよというマストの発言をコックピットは完全否定。 風が変化しているのだからスピンで行くべしとの方針が明確に出された。 回航後しばらくしてまさにブローが入り右方向に継続的な風軸が出現。1下に行くまでに左に行った中間集団に完全に追いつく結果となった。 読んでいたというより、たまたま??なんでしょうが、「明確な方針」というのは企業経営でも必要なのだと改めて心に収めた。 団子になりそうだった下マーク回航も一歩先んじて回航し、更なる挽回を期してクローズを走る。 が、、、徐々に失速。一上へのレグでの反省を踏まえてゲームプランを立てたつもりであったが、スピードが不足し後続艇を抑えることも出来ずこの2上のレグでも順位を落としていくこととなった。 レース後関係者は1上の戦略失敗とクローズの走りを大いに反省し、自己の振り返りと改善提案をメールで提出。 呼応して各自から同様のメールが提出された。今回乗船していないメントリからも自己分析のメールが勤務時間中に出る。 私の知る限り過去2年間でこんなに真剣にやり取りがされたこと
は無い。 皆よほど悔しかったのか?よほど会社が暇だったのか?? いずれにせよ、こういう化学反応は大いに歓迎されるべきだ。 最後の下レグも走りは上々。 結果ビリケツから挽回し着順9位、総合も9位。今年に入ってようやくシングル確保。 次も順位を上げていくぞ! ドタ感CAVOKからの変身が予感される1月最後のレースであった。 BY 帆柱
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