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夢の島カップ

最終更新日2012/11/14
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来年度から相模湾に拠点を移すCAVOKとしては、今回が東京湾での最後の活動である。
思い返せば私が某セールメーカーの人に連れられて初めて東京湾でレースを経験したのはまだ大学生を卒業したての頃だったが(その時はなんとレティシアに乗艇)、その時は高層ビル群に囲まれ薄汚れた湖のようなフラットなレース海面になんとも言えない違和感を感じたのを明確に覚えている。
あれから6、7l年が経ち、東京湾を拠点としたCAVOKに所属させていただいて早2年、今やディズニーシーの火山も、風の塔も、スカイツリーも、時折艇に飛び込んでくる生臭いボラもすべてが馴染みの風景となった。なんとなしに寂しい気持ちになる....。

などと私自身は余韻に浸っていたのだが、他のクルーはどう思っていたのやら...。なんせ前回のレースとは異なり、オリジナルメンバーの参加が少ない!!そりゃあ家庭や仕事の事情があるのはわかっていますよ。でも、寝坊で欠席だけはどうなんでしょ(名誉を重んじて誰かは言いませんケド)。徳本さんがまた怒ってしまいますよっ。

 そんなこんなで今回は他艇からの助っ人に頼ってのレースになってしまいました。とりあえず今回のメンバー紹介。
ヘルム:白岩オーナー、タクティシャン:NS中村匠選手、トリム:葉山のケットフィークを中心に活動する永山さん・市原さんコンビ、キーボード:村上じいじ、マスト:木村、フローター兼お菓子配給担当:八木、カメラ&唐揚げ弁当担当:「船上」カメラマンカズさん、バウ:関(別名:内柴)の9名。
 今回のレースは、海ほたる近辺に設置したマークを回航するショートディスタンスレース。スタート時の風は20度から40度、風速6ノット前後。ウェザーマークの設置はないのでスタート後に即ジェネカーを展開するというシチュエーション(スタート前のスピンorジェネカーの展開は禁止)。しかも第一マークの位置からしてポート一本のスピード競争なので、いかにスタートをうまく切れるか、そしていかにジェネカーを素早く展開できるかが勝負の分かれ目。これはフォアデッキにとってはシビレル展開です。
私自身はスピンをジェネカーにかえる作業に追われていたので、どのようなスタートをきったのかは正直よくわかっていなかったが、後で聞いた話によると絶妙なスタートだったとのこと。
 スタート後の混戦を抜け出し、フレッシュな風をつかんだ我々は艇団を抜け出ししばらくトップを快走!残り1/3でレティシアに抜かれるもくらいつく距離で第一マークを2位で回航。これは有終の美を飾るには最高の展開だと心は踊る。
しかしこういった期待は得てして過信を生む。その後の上りのレグは、風が徐々に落ち始め風が振れ始める、そうした中でも、すぐ目の前を先行していたレティシアはわずかに残っていた風をうまくつかみ、我々との距離を徐々に離していく。
前回のTYC第10戦の第5レグと同じような嫌な展開がまさにそこにあった。さらにレティシアだけでなく、我々とは反対の海面を選択したQuatre HIROやコンステレーションにも追いつかれ着順で は先行を許す苦しい展開となる。
微軽風時での艇の走らせ方は今後の我々の課題であろう。結局着順4位、修正2位でフィニッシュ。有終の美を飾ることはできなかったが、今度は相模湾で練習をかさね、いつかリベンジを果たしたいと思う。
 またレース後は、今回レースに参加できなかった栗原、中島の若手クルーも合流し、南行徳の寿司屋でQuatre Hiroのクルーの方々との親睦会が行われた。東京湾でレース活動を始めたチームと、東京湾から離れるチームという対照的なチーム同士ではあるが、ヨット人口も減りつつある現在においては、クルー同士の交流は今後レース活動をする上で有益なものとなった。
REPORT SEKI
夢の島カップリザルト
KAZさんブログに取り上げてもらいました・・